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三重県の南部、尾鷲市にあるカフェ、scale-158での日常をお伝えします
by scale-158
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PROFILE
cafe Scale

開業:2002年2月
形態:カフェ

営業時間 8:00〜19:00
定休日 水・木曜日
住所 三重県尾鷲市宮の上5-11
電話  0597−22−5258

掲載写真の無断使用はお断りします。
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2月11日(建国記念の日)
今日の尾鷲地方は晴れ。
日も長くなってきてなんとなく、春が近づいていきたのかな?なんて思ってしまいます。

さて、日記の更新のスパンが短いですが、今日は「業務連絡」を含めた日記でございます。

ではまずは「業務連絡」から。
[スケール]のメニューからコーヒーの[モカ]が無くなりました。

ちなみに、コーヒー屋さんのメニューから[モカ]が無くなっているのは、[スケール]だけの話ではなく、全国的なことです。

では、なぜ、全国のコーヒー屋さんから[モカ]が無くなっているのかをご説明させていただくことで、「業務連絡」とさせていただくとともに、今日の日記とかえさせていただきます。


コーヒー屋さんのメニューから[モカ]が無くなっているのは世界的な話ではなく、日本国内“だけ”の話です。

世界的にコーヒー豆の[モカ]の生産が不作、ということではないんです。
(つまり『供給不足』ということではないんです)

単純に言えば、日本の輸入に関する規制が強く、[モカ]から検出される農薬が基準値を超えたためで、これが改善されない限り、日本には入ってこない、ということなんです。

世界的には[モカ]から検出される薬に関しては、日本よりは規制が緩いために、外国では普通に[モカ]は流通しているのですが、日本には入ってきていない、という状況です。

おわかりいただけたでしょうか?

では『いつまで[モカ]は輸入されないのか?』というと、どうやら、春頃には輸入できそうだ、とのことです。(業者談)

[スケール]は信頼できる業者からコーヒーや紅茶などを仕入れているのですが、その業者の持つ[モカ]の在庫が切れたために、[スケール]にまわってくるものも無くなってしまいました。

一口に[モカ]と言っても、[モカマタリ]や[モカイエメン]など、複数の種類があります。

信頼している業者さんが言うには『[モカ]という名前でよければ、他の種類の在庫を取り寄せられないこともないですが、はっきり言って品質は保証できません』とのことでした。

うちも中途半端なものはお出ししたくないし、業者さんもプロフェッショナル精神とプライドがあるので、普段扱っていない[モカ]を扱うことに関して難色を示しているので、すっぱりと[モカ]はメニューから無くしました。

そのうち輸入が再開されればもちろんまたメニューにも復活する日が来ますが、それまではどうぞご了承ください。

2月11日(建国記念の日)_c0092610_1453237.jpg


と、コーヒーに関しての内容になったので、ここでコーヒーについてもう少しつっこんだことをお話します。

コーヒーにももちろん『品質』(クォリティ)というものがあります。

コーヒー豆そのものの素材の良し悪しに加え、豆の精製(豆の選別や、焙煎、グラインド、ブレンドなどの行程)の行程によってその品質は左右されます。

よく言われることですが、精製された状態でコーヒーの味や、美味しさの7割が決まると言われます。

素材、選別、焙煎、グラインド、ブレンド…などの行程を経て我々の手元に届く訳ですが、その時点でコーヒーの持つ魅力の7割は決定しているというのです。

あとの3割は『抽出の仕方』だと言われています。

この7割だとか、3割だとかいう数字は別に鵜呑みにしなくてもいいのですが、『手元に届くコーヒーが良いものでないと美味しいコーヒーは飲めない』というのは事実です。

だから、喫茶店やコーヒー屋さんは美味しいものを手に入れようと色々と工夫しているわけです。(しかも毎日お店で飲んでいただけるよう、あまり高い値段はかけられません)

でも大体喫茶店で飲めるコーヒーの値段というのは350円前後なので、その値段で利益のあがる範囲で、良いコーヒーを仕入れなければなりません。
(ところによってはコーヒーの品評会に出品される最高級のコーヒー豆を仕入れるお店もありますが、当然、お値段もそれなりのものです)

ちなみに、スーパーでも缶などに入ったコーヒー豆が格安で売られていますが、あれで、喫茶店やコーヒー屋さんで出しているコーヒーと同じ味を再現するのは不可能です。
(喫茶店自体がスーパーで売っている缶入りのコーヒー豆でいれたコーヒーを出しているのなら話は別ですが)


と、まあ、色々と書きましたが、結局何が言いたいかと申しますと、プロは[プロフェッショナルユーズ]というプロ用のクォリティの高いコーヒー豆を使っています。
だから1杯350円もします。
それゆえに、妥協はしていません。

ましてやスーパーで売られている[モカ]とか[モカブレンド]と表示された缶入りのコーヒーを使うなんてあり得ません。

『品質の良くない[モカ]なら仕入れられますよ』と言われてもあまり誇らしげに仕事ができないので、そういうのを扱うくらいならすっぱりとやめて、そんなことよりも業者や輸入業者やコーヒー農園の方に、一刻も早く輸入が再開できるように檄を飛ばしたり、努力していただくようリクエストしていくだけです。


ついでに[ブルーマウンテン]の事もお話しておきましょう。
(今日はクドくてすみません)

[スケール]では[ブルーマウンテン]もかつては扱っていましたが、今は扱っていません。

これは[モカ]とはちょっと事情が違っていて、圧倒的な供給不足が原因です。

数年前から、世界的な悪天候(…温暖化の影響があるようです)のため、良質の[ブルーマウンテン]が不作なのだそうです。

と、いうか農場そのものが荒れている状態なんだそうです。

元々希少価値の高い[ブルーマウンテン]ですが、さらに希少価値が高まってしまい(しかもクォリティは高くないみたいですし…)、値段が高騰しているのだそうです。

しかも農場そのものの再建から始めなければならないため、値段や品質が安定するまで、かなりの年月が必要だろうと予測されています。

以上の理由から、値段の高騰していて、とても手の出せないの状況ですので、当店での[ブルーマウンテン]の取り扱いをやめました。


これは個人的な考えで申し訳ないのですが、コーヒーは私はブレンドしたもの美味しいなあ、と感じるほうです。

[モカ]、[ブルーマウンテン]、[キリマンジャロ]など、豆の種類は色々ありますが、その豆を単一で味わうよりも、それぞれの持ち味をバランスよく配合したブレンドが、私は好きです。

[スケール]では一口に『ブレンド』と言っても、何も入れない(ブラック)で飲む人
用のブレンド、砂糖とミルクを入れて飲む人用のブレンド、酸味が主張しているブレンド、苦みが主張しているブレンドと、さまざまなブレンドがあります。

それぞれ自分の好きな味を見つけるのも、ブレンドを多く扱っているお店の魅力の一つだと、私は思っています。
by scale-158 | 2009-02-11 14:55 | drink
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