6月9日。
くもり。
先日、尾鷲市中央公民館の図書館で、[白川静読本]という本と[あたらしいあたりまえ。](@松浦弥太郎)という本を借りてきました。
[白川静読本]は故白川静氏に向けた、いわばトリビュート本のようなものです。
色々な作家が、自分と白川氏との関わりや、白川氏の著書の解説を行っています。
この作家人がやたら豪華なので、前から気になっていたので、図書館にあって助かりました。
少し想像してみてほしいのですが、例えば、色々なミュージシャンがある一つのアーティストのカバーを集めたアルバムを[トリビュートアルバム]といいますが、[トリビュートアルバム]は“元ネタ”を知っててこそ面白いものだと思いませんか?
『この曲をこんなふうにアレンジしたか』っていうふうな感想を味わえるのがトリビュートの良い所です。
実は私、[白川静]の著書を一つも読んだことがありません。
なのに、この本を借りて読んでみました。
案の定、あまり[白川静読本]はあまり面白い本だとは思えませんでした。
そりゃそうですよね。
『そうそう、そうだよね』っていう共感や、『そうかそういう解釈があったのか』っていう新しい発見ができないんですから、“元ネタ”を知っていないと。
改めて[白川静]氏の著書を読んでみようと思ったのでした。
それにしても図書館はいいですよね。
なんか落ち着きます。
実は私、高校生の頃、教室に居場所がありませんでした。
つまり、友達があんまりいなかったのですが、休み時間や昼休みとかはよく図書室に逃げ込んで、時間を潰していました。
新着図書に目を通したり、書架を端からず〜っと眺めたりしていました。
だから読んだこともないのに、やたら本のタイトルと著者名には詳しかったです。
今でも時々母校の尾鷲高校の図書室に行きます。
(尾鷲高校図書室は一般の人の出入りも可能です。その場でも読めますし、貸し出しもしてくれます)
尾鷲高校の図書のラインナップ、かなり面白いです。
たぶん司書さんのセンスなのでしょうが『ここにコーヒーがあれば何時間でもいれる』と思ってしまうほどです。(さすがに高校生の勉強の邪魔はできませんのでそんなことはしませんが)
尾鷲高校の図書室に行くと、また高校生に戻りたいという気持ちになります…。
さて、珍しいめの植物の紹介を。
一つ目は[どくだみ]です。
もちろんただの[どくだみ]ではなく“八重”の[どくだみ]です。
花の部分だけを切り、水盤に浮かべました。
二つ目は[額紫陽花]です。
こちらは睡蓮鉢に浮かべました。
紅色が鮮やかです。