今日の尾鷲地方はくもり。
ここのところ、異常とも言えるほど温かかった尾鷲地方。今日は冬らしい寒い日です。
まずは写真から。
エスプレッソを飲むじろうくん。
たろうくんもコーヒー好きでしたが(今はあんまり飲まなくなった)、じろうくんも負けじと飲みます。牛乳で思いっきり薄くしてありますけど。あんまりカフェイン摂りすぎるのは良くないからね。
今日、ラジオ[坂本美雨のディアフレンズ]を聞いていると、ゲストはチェリストの[溝口肇]さんでした。(私、[溝口肇]さんのアルバム、一枚だけ持ってます)
そのラジオのトークの中で面白い話題が…。
溝口氏は、小さい頃の音楽の教室かなんかで、『音符に色を塗る』ということをしていたそうです。
ドなら赤、レなら青、ミなら緑、というふうに。
そういうことをしていたから、溝口氏にとって音符を追うということは、半分色を追うということであり、作曲する際に音符を書き込む、ということは、塗り絵をする、という感覚に近いそうです。
確かによくよく考えると、音符は黒色である必要はありません。
位置で認識するよりも、色で認識したほうが解りやすい子供や人もいるかもしれませんし。
この話を聞いてちょっと思ったのは[共感覚]という言葉。
[共感覚]とは、例えば、色を知覚する時に、聴覚もまた同時に働くとか、味を知覚する時に、色を知覚してしまうことことです。
普通は、視覚、聴覚、味覚、嗅覚、触覚などの知覚感覚がそれぞれ独自に働きますが、[共感覚]の場合は複数の知覚が同時に働くそうです。
それは、上記の感覚以外でも、数字を認識したりする場合にも起こったりするそうです。
例えば「5はキレイなピンク色をしている」とか。
「今日のパスタの味は高い音がする」とか。
そういうことをちょっと思い出しました。
それともう一つ思い出した事が…
[溝口肇]さんの元妻である[菅野よう子]さん。
私、高校生の時から(中学生の頃からかな?)、[菅野よう子]さんのファンで、いくつかインタビューを読み込んでいますが、印象的だったのは、『楽譜が読めないし、書けない』ということ。
時にはフルオーケストラを動員して作曲することのある彼女が、楽譜の勉強をしたのはプロになってからで、『正確なコミュニケーションをはかるための言語としてしようするため』のことだそうです。
それまでは、身振り手振り、口や擬音を駆使して他人に演奏や作曲の意図を伝えていたそうです。
(今でもかもしれませんが)
まさに天才!と思いました。
あと、ミュージシャンの[スガシカオ]。
彼も楽譜が読めないそうです。
私は何となく[スガシカオ]が人間の手でしか出せない『歪んだ(ひずんだ)音』作りにこだわっているのが、そういうところからきているのかな、と思います。
話がちらかっちゃいましたが、[溝口肇]さんの言う『音符に色をつける』という話。
まさに『音色』だなあ、と思うわけです。
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