毎週一回、尾鷲高校美術部員による作品展示[いっぴんミュゼ]。
今週の作品の紹介です。
作品名:猫にみちびかれて
作者:北村理恵
展示期間:2013年3月1日〜
製作期間2週間
画材:ポスターカラー
この風景の元になった場所は、尾鷲の八幡神社。
長い長い階段が続く神社です。
私も中学校時代、部活(器械体操部)のトレーニングで何往復もしたことがあります。
今思うと私の中での八幡神社は『長くツラい階段がある所』という思い出でですが、こういう風に、絵で表現されると、また違った印象も持ちますね。
柔らかい光に包まれているような感じがして、神社独特の癒しの空気が醸し出されています。
『猫にみちびかれて』というタイトルの通り、石灯籠のところに猫がいます。
この猫に導かれてここまでやってきた、ということのようです。
なんだかジブリの映画にもなった[耳をすませば]みたいですね。
尾鷲にはヴァイオリンを作る少年はいませんが…(笑)
さて、この作品の作者である北村さんも、前に紹介した高芝さん同様、この3月で高校を卒業し、来年の4月から某大学の商業デザインコースに進学することが決まっています。
北村さんの[いっぴんミュゼ]での作品展示はこれで最後となりました。
北村さんはこの[いっぴんミュゼ]が始まって一番最初のコーディーネーターさんとして頑張ってくれた生徒さんです。
しかし、コーディネーターを交代し、美術部を引退してからも北村さんには[スケール]に関わり続けていただきました。
実は商業デザインコースに進む、ということで、それに先駆けて[スケール]と一緒にとある課題に取り組みました。(と言っても実際に頑張ってくれたのは北村さんですが)
それは『オリジナルのパッケージデザインを作る』ということです。
これは、金銭の関わることなので、『美術部としての北村さんの作品』というより『個人としての北村さんの仕事』として関わっていただきました。
明日にでもその成果の第一弾をお見せすることができると思います。
続報を待て!
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