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三重県の南部、尾鷲市にあるカフェ、scale-158での日常をお伝えします
by scale-158
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PROFILE
cafe Scale

開業:2002年2月
形態:カフェ

営業時間 8:00〜19:00
定休日 水・木曜日
住所 三重県尾鷲市宮の上5-11
電話  0597−22−5258

掲載写真の無断使用はお断りします。
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お土産物のデザインを考える
今日の尾鷲地方はくもり時々雨。
ジメジメとした天気です。

先日、尾鷲中央公民館の図書室で、[地域発 ヒット商品のデザイン](@パイインターナショナル)という本を借りました。
(こういう本が図書館に置いてあるととても助かります。助かる?いや、嬉しいです。暇な時間とかにパラパラと見るのにちょうどいいです。かといって買うにはちょっとお高い本なので…。デザイン系とかアート系って、やっぱ高いよね…)

お土産物のデザインを考える_c0092610_16202828.jpg

日本各地のお土産物業界のヒット商品のパッケージデザインや商品コンセプトを紹介している本です。

解説には、ネーミングやキャラクターについて、どのような効果が望めるのか、その構造や商品そのものとの関連を解説していました。

この場合の『デザイン』とは、いわゆるビジュアル的なものだけではなく、その商品のコンセプトや、パッケージのデザイン、ネーミング、商品開発や、販売戦略までを包括的にとらえた意味でのデザインです。

箱の大きさや、商品の用途、持ち運びや運搬、保存期間、在庫管理、陳列方法など…

『お土産物』というものを(ビジュアル面だけではない)『デザイン』という部分から見つめ直し、ヒットの法則やロングセラーや定番化について考えるというものです。

詳しい内容についてや、この本そのものの魅力はさておくとして、お土産物業界にとって、ヒット商品を生み出し、それが地域のお土産として定番化することは、一つの目標であり、夢であると思います。

私は、いわゆるお土産物屋さんではありませんが、お土産物やお使いものに使えるものを作っています。

昨年、クッキーを買い上げの方の為の包装の紙袋に押すスタンプを作ったり、贈答用の箱に貼るシールをつくったりしましたが、もし、今後、本気で、自分が作っているものが『地域のお土産物の定番化』を目指すのであれば、まだまだ試行錯誤しなければならないことがあります。

例えば、web使っての通販。

もし本気でお土産ものを売ろうとするなら、これは必須でしょう。

例えば、ネーミング。
私が作っている焼き菓子は、例えば『チョコチップクッキー』とか『ヘーゼルナッツのビスコッティ』とかの名前を付けて売っていますが、それは『説明』であって、『ネーミング』ではありません。

『赤福餅』とか『平治煎餅』みたいな名前を付けられればいんでしょうけど、でもなかなかオリジナルのネーミングが出てこないのもまた事実ですし、売っている商品が一つではないので、一つ一つに名前を付けるのもひと苦労です。。

そうなると、今度は『キャラクター』というものが効果的なんじゃないかと思います。


去年、[直島]を旅行した時、岡山にホテルをとりました。
で、岡山駅で、地元のお友達に配るためにお土産を買うことにしました。

で、お土産売り場で一番見た目的に気に入った[ももたん]というお土産を買って帰って、お友達をカフェに呼んで渡しました。
その[ももたん]、[地域発 ヒット商品のデザイン]の方でも紹介されていました。

お土産物のデザインを考える_c0092610_16215334.jpeg

岡山県は桃太郎のお話の発祥の地で、この[ももたん]は桃太郎がモチーフです。
桃太郎や、赤鬼、青鬼がキャラクターとなっていて、それぞれの味に合わせて、キャラクターを充てています。
お土産物のデザインを考える_c0092610_16121960.jpg

『フルーツパフェ味』なるもには、桃をかぶったももたん。
『バターミルク味』には、桃太郎になったももたん。
『黒蜜きなこ味』には、赤鬼になったももたん。
『みたらし味』には、青鬼になったももたん。

お土産物のデザインを考える_c0092610_16122333.jpg
お土産物のデザインを考える_c0092610_16121294.jpg

と、言う風に、全ての商品の名前は[ももたん]に統一しておいて、一個一個に『ネーミングで差別化』するのではなくて、『キャラクターの色で差別化』してるんですよね。


ももたんみたいに、変幻自在なキャラクターで見た目で味を差別化できれば、いいですよね。
一つだけでなく、色んなキャラクターが小分けにして売られてると、全部集めたくもなったりしますしね。

現在では、岡山県だけでなく、色々なものを[ももたん]にしてしまう『にっぽんももたんプロジェクト』なるものがあるそうです。
(私が学生の時、個人的に[groovisions](グルーヴィジョンズ)というデザイングループが作った[チャッピー]という「着せ替えキャラ」がツボだったことがありますが、なんかちょっとそれに似ている気もします)



さて、だいぶ前の話なのですが…

尾鷲でお菓子のお土産で有名なものとしては、九鬼にある[虎巻き]か、尾鷲の福助堂さんで売っている[尾鷲節]が挙げられると思います。

名古屋で働く友達が、職場のお土産に、福助堂さんの[尾鷲節]を大量に買っていました。
私は冗談で友達に

「うちのクッキーをお土産に使ってよ」

と言ったら

「あんたとこのクッキーは美味しいけど、職場に持って行っても「尾鷲のお土産」としてわかりにくい」

と言われたことがあります。

確かに!

[尾鷲節]は美味しいですし、何せネーミングに「尾鷲」が入っていますから、一見してすぐに「尾鷲のお土産だな」ということがわかりますし、喜ばれると思います。

だから、お土産にしやすいんだな、と。
(一応、スケールで売るクッキーの贈答用の箱のシールや、紙袋に押すスタンプには、『cafe Scale』と『Owase』という文字が入っているのですが、横文字ではちょっと「尾鷲のお土産だよ」ていうアピールには弱いですよね。)

福助堂さんの尾鷲節は、長年築き上げてきたネームバリューやブランド価値が、お土産物として揺るぎない地位を確立しているのだと思います。

私が作っているクッキーが売れるスピードは、私一人が作るにはちょうどいいので(カフェの営業もあるし)、今のままでもいいのですが、ちょっとキャラクターを使ったお土産戦略なんかもしてみたいな、とも思います。


あと、もし考えうるお土産戦略があるとしたら……ものすごくベタですが……『ギフトセット』ですかね。
例えば、『スコーンとコンフィチュールのセット』とか『クッキーの詰め合わせ+紅茶の茶葉 or コーヒーの豆』とか。


[地域発 ヒット商品のデザイン]でも、こういうお土産物が紹介されていました。

お土産物のデザインを考える_c0092610_16225585.jpeg
そうそう、こんな感じで商品を作っていきたいんだよなー、とか思ったりして。



[地域発 ヒット商品のデザイン]を見ていると、色々と刺激になって楽しいです。



さて、もし、自分でキャラクターを作るならどんなキャラクターがいいかな?
動物がモチーフかな。植物がモチーフかな。

幸い、尾鷲には公認のゆるキャラもいないことですし、個人的に非公認の尾鷲ゆるキャラを作って、お菓子のPRに活用してもいいかもしれません。
(シールとかを作って袋に貼る、とか)


ところで、紀北町には[きーほくん]という観光PRキャラクターがいます。


お土産物のデザインを考える_c0092610_16302359.jpg


私、この[きーほくん]、結構好きなんですよね。
ちなみに紀北町はゆるキャラだけでなく、[紀北戦隊アババイン]というご当地ヒーローもいます。

ちょっとうらやましいです。


ちなみに熊本県の[クマもん]は基本的に著作権フリーで、熊本県のPRになるなら、そのデザインを自由に使ってもOKなんだそうです。

例えば、尾鷲も(公認キャラでも非公認キャラでもいいんですけど)、PR用のキャラクターを作って、販促用にであれば著作権フリーにして、自由に使える、なんてどうでしょう?


どうでしょう?って言われても困るか。






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by scale-158 | 2014-06-24 16:39 | art & design
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