今日の尾鷲地方は晴れ。
今日の[中日新聞]の地方頁に、自然食品を求めて全国を自転車で度をする青年が載っていました。
昨日、その青年と会いました。
ここでは詳しくは書けませんが、なんでも、食品関係の仕事をしていて、食品に使用する添加物の多さや一日に廃棄する食べ物の量の多さに疑問を感じ、自然食品を扱っている全国のお店を自転車で巡る旅をしているそうな。
三重県には[月の庭]という全国的にも有名なオーガニックカフェがあり、そこを目指して旅をしていたそうで、その[月の庭]さんから尾鷲の[cafe CReAM]を紹介してもらったそうです。
将来の夢は自然食を提供するカフェのオーナーだそうです。
わたしも5年前、カフェを始めました。
全てが自然食というわけではありませんが、全てが手作りにこだわりを置いています。
スイーツやクッキーに使用する材料も、ベーキングパウダー以外の食品添加物は使用していません。そしてできるだけ、廃棄の少ないようにランチやスイーツを作っています。
食品の生産ペース・製造工程・使用する材料と、来客数・売れ行きや採算のバランスをとることはとても難しいことではあります。
食の安全を優先するか、売り上げを優先するかは、そのお店のオーナーや従業員の数などの事情によって異なってきますが、できるだけ人や環境に優しいお店を作っていきたいというのは今のスケールと旅するこの青年との共通点だと思いました。
今、彼はもう一度自分の夢と立ち位地を確認するために旅をしているのだと思います。
そんな彼を応援してあげたいと思います。
そして彼の旅の先に、何か一つでもこれからの人生に訪れるであろう数々の壁を乗り越える為のスキルを身につける経験ができることを願っています。
例えもしこの青年自身の身に何か大きな変化が訪れなくても、何か答えらしいものが見つからなかったとしても、こうして行く先々で色んな人と交流を重ねて行き、常に周囲に疑問を投げかけて行く、、、、その姿勢こそが世界を変えて行く第一歩だと思えます。
実際、わたしも彼の考えに同調したり、もっと自分の意思をしっかりもたねばという決意も新たにすることができました。
出会えてよかったと、そう思います。
さて、長くなりましたが、前の日記の終わりにお茶について書きたい、と書いたのでその続きを。
イギリスの紅茶でもインドのチャイでも、その茶葉のルーツをひも解くと、中国に行き着きます。
日本茶を代表する緑茶も烏龍茶で知られる中国茶も、そして紅茶ももとは同じ一つの茶樹を始祖としています。
つまり一つのお茶の木からとれる葉っぱで、その製造工程の違いだけで、日本茶、中国茶、紅茶をつくることができます。
インドでよく飲まれるミルクティーの[チャイ]と、日本語の[茶]の発音が近いのは偶然ではなく、中国から輸出される際の港が同じであることから、同じお茶の文化が伝播したためです。