カテゴリ
全体cafe sweets cold sweets cookies pasta drink flower&plant food bread zakka events art & design photo other works owase ippin muse ukulele club『Pu-ca』 未分類 PROFILE
cafe Scale
開業:2002年2月 形態:カフェ 営業時間 8:00〜19:00 定休日 水・木曜日 住所 三重県尾鷲市宮の上5-11 電話 0597−22−5258 掲載写真の無断使用はお断りします。 以前の記事
2021年 11月2021年 04月 2021年 03月 2021年 02月 2021年 01月 2020年 12月 2020年 11月 2020年 10月 2020年 09月 2020年 08月 2020年 07月 2020年 06月 2020年 05月 2020年 04月 2020年 03月 2020年 02月 2020年 01月 2019年 12月 2019年 11月 2019年 10月 2019年 09月 2019年 08月 2019年 07月 2019年 06月 2019年 05月 2019年 04月 2019年 03月 2019年 02月 2019年 01月 2018年 12月 2018年 11月 2018年 10月 2018年 09月 2018年 08月 2018年 07月 2018年 06月 2018年 05月 2018年 04月 2018年 03月 2018年 02月 2018年 01月 2017年 12月 2017年 11月 2017年 10月 2017年 09月 2017年 08月 2017年 07月 2017年 06月 2017年 05月 2017年 04月 2017年 03月 2017年 02月 2017年 01月 2016年 12月 2016年 11月 2016年 10月 2016年 09月 2016年 08月 2016年 07月 2016年 06月 2016年 05月 2016年 04月 2016年 03月 2016年 02月 2016年 01月 2015年 12月 2015年 11月 2015年 10月 2015年 09月 2015年 08月 2015年 07月 2015年 06月 2015年 05月 2015年 04月 2015年 03月 2015年 02月 2015年 01月 2014年 12月 2014年 11月 2014年 10月 2014年 09月 2014年 08月 2014年 07月 2014年 06月 2014年 05月 2014年 04月 2014年 03月 2014年 02月 2014年 01月 2013年 12月 2013年 11月 2013年 10月 2013年 09月 2013年 08月 2013年 07月 2013年 06月 2013年 05月 2013年 04月 2013年 03月 2013年 02月 2013年 01月 2012年 12月 2012年 11月 2012年 10月 2012年 09月 2012年 08月 2012年 07月 2012年 06月 2012年 05月 2012年 04月 2012年 03月 2012年 02月 2012年 01月 2011年 12月 2011年 11月 2011年 10月 2011年 09月 2011年 08月 2011年 07月 2011年 06月 2011年 05月 2011年 04月 2011年 03月 2011年 02月 2011年 01月 2010年 12月 2010年 11月 2010年 10月 2010年 09月 2010年 08月 2010年 07月 2010年 06月 2010年 05月 2010年 04月 2010年 03月 2010年 02月 2010年 01月 2009年 12月 2009年 11月 2009年 10月 2009年 09月 2009年 08月 2009年 07月 2009年 06月 2009年 05月 2009年 04月 2009年 03月 2009年 02月 2009年 01月 2008年 12月 2008年 11月 2008年 10月 2008年 09月 2008年 08月 2008年 07月 2008年 06月 2008年 05月 2008年 04月 2008年 03月 2008年 02月 2008年 01月 2007年 12月 2007年 11月 2007年 10月 2007年 09月 2007年 08月 2007年 07月 2007年 06月 2007年 05月 2007年 04月 2007年 03月 2007年 02月 2007年 01月 2006年 12月 2006年 11月 2006年 10月 2006年 09月 2006年 08月 お気に入りブログ
青空藝術計画うちの食卓 Non so... ビバ!ゆるゆる生活 函箱ブログ 隠れ屋アロマサロンHAS... ことりんご へうげもの offici... ロマン座シネマ倶楽部 色ではなく寸法です Transparent 日菓のあれこれ ようこそ尾鷲市国際交流協会へ 珈琲日和 シャッター切るのが楽しくて!! coupe-feti - PHOTO-SW!T... Bokuのtempo l... 東紀州コミュニティデザイ... 海山の材木屋さん ずいぶん いいもの みつけたね デザインのひきだし・制作日記 小石原さんの金継ぎ 繕い... “しりトリオ”のしりとり... 尾鷲子育て情報局 Boku の monol... 映画『ひかりのおと』ブログ その他のジャンル
ブログパーツ
外部リンク
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
今日の尾鷲地方は晴れ。
朝はちょっと寒いですが、お昼は温かいですし、日も長くなりました。 mixiの自分の日記のほうに『仕事のために仕事する』というタイトルで日記を書いたのですが、今日はそこから抜粋します。 抜粋 先日webデザイン(webデザインだけではないけど)の会社で働いているKAZUが来て、高価なマウスの操作性について話をしてくれた。 世の中には高価なマウス(1万円以上の値段)というものがあって、それはそれは操作性に優れているそうな。 「マウスの操作性」と言っても、ネットゲームの使用に優れていたり、KAZUのようにwebデザインをする人用のいわゆる「プロフェッショナルユーズ」などがあったり。 プロは同じ動作を繰り返すから、その動作に耐える使用であったり、「手にしっくりくる感じ」であったり、手間がショートカットされるよう作られた道具というのは必須であると思う。 webデザイナーしかり、菓子職人しかり、大工さんしかり「道具」は「命」そのもの。 だいぶ前、NHKで「技能オリンピック」に挑む10代の若者に密着した番組があったけど、出演者の一人が、初任給で買ったものは道具、と答えていた。 わかるなあ。 自分だけの道具。 それは必要だよね。 欲しくなるよね。 繰り返しになるけど、仕事する人にとって、道具というものはとても大事で、さらにそれに加えて集中力の発揮できる環境、ストレスのない環境というのも大事なことだと思う。 さらにそれに加えて『モノツクリ』系の人は「創作意欲の沸く環境」というものも大事。 だから、長時間座る椅子にこだわりを持ったり、創作するテーブルの広さにこだわったり、ペンのメーカーにこだわったり、マウスの利便性にこだわったり、する。 さらに、交通の便が良いとか、資料がすぐに手に入るとか、喧噪から離れているとかの環境を重視する人もいるかと思う。 かつての『Meets』のタイトルで「いい店はいい場所にある」というキャッチコピーがあったけど、それはまさに言い得て妙。 「いい仕事してるなあ」と思わせる店はかならず「絶妙の環境」の中にある。 内田樹は自身の本で、逆に『悪い会社』というものを挙げていた。 ・玄関が薄暗く、湿っぽい。 ・便所が汚い(臭い) ・交通の便が総じて悪い ・最初に誰に話しかけていいのかさっぱりわからない などを挙げていた。 「その会社に行くのに足が重たくなる」会社は「悪い会社である」と書いていた。 「しかしそういう会社をピンポイントでセレクトし、入社する人がいるのも確か」とも書いていたっけ。 閑話休題。 スケールは7年経つけど、やっと「揃ってきた」環境になってきたのではないかと思う。 いや、まだまだ欲しい道具はあるし、欲しい本や資料もいっぱいある。 けど、基本、と呼べるものは結構そろってきたと思う。 そう考えるとなかなか尾鷲というのは、環境や場所やロケーションには恵まれていたとしても、実際に使う道具に触れる機会が少なかったり、その道具の専門的な使い方を知っている人がいなかったり、手に入れたい資料がフリーで手に入らない、というハンディがあるかもしれない(昔に比べればないほうなんだろうけど)。 これから、東紀州地域で仕事を始めたい、と思っている人をサポートする団体や取り組みというのはこれからも増えていくと思う。(既に始まってるか…) その際、「場所・環境」というハード面をサポートしてくれる存在と、「経営戦術」というソフト面を指南してくれる存在の中間にあるもの(道具とか資料とか)をサポートできる存在が必要なのかも、と思ったり。 先日カフェに来た人は「フラッシュ動画を勉強しようと思って、本を買ったけど、めちゃ高かった」と言ってました。 確かにねえ… そういうのを補完できたらいいのにね。 個人でやるには無理あるでしょに…。 と、ここまでが抜粋。 ここからが追記です。 なぜタイトルを『仕事のために仕事する』なのかというと、仕事して稼いだお金で、仕事の道具や材料を買ったり資料を買ったりするから。 『経費で落とす』とか『会社持ち』という発想は、自営業者なのでありません。 (ちなみに『領収書をかいてもらう』ということもありません) 『仕事のために仕事する』って書いたら、今度は『道具のための道具』という言葉が浮かんだ。 (今日の日記は長いですよ) 職人にとって、道具は命。 そしてまた、その命とも呼べる道具を使う職人がいれば、その道具に命を吹き込む職人さんもいる。 以前、雑誌[Re:S]という雑誌の中で[甲野善紀]という人か[ほころび]という連載のなかで道具について書いていた。 日本はかつて世界に誇る木工技術を有していて、優秀な大工が多く存在していた。 さらにその大工さんの仕事を支える道具を作る職人もまた優秀であった、と。 連載[ほころび]で甲野は、[千代鶴是秀]という、木工道具を鍛造していた鍛冶屋について書いていた。 [千代鶴]の道具(ノミやカンナ)は、他の鍛冶屋が作るものの何倍、何十倍の値段がするという。 しかし[千代鶴是秀]自身は決して裕福ではなく、むしろ貧乏をしていたという。 並の鍛冶屋なら一日でつくれるものも、十日も十五日もかけて作っていたそうで、つまり自分が納得いくものが出来るまで妥協は許さず、採算を度外視していたからだそう。 しかしその出来上がった道具は切れ味は使い勝手の良さはもちろん、工芸の域では頂点に立つほどの『美』をも兼ね備えていたそうです。 なんとこの[千代鶴是秀]という職人、その作る道具の美しさ故に道具の写真集が3部作で出ているそうです。 漫画[バガボンド]では(話があっちこっちいってすみません)、刀鍛冶の[本阿弥光悦]は、刀に宿る、『切れ』と『美』について語っています。 道具は極めれば美が宿る。 [千代鶴是秀]と[本阿弥光悦]の話にはそれらのメッセージが込められていると思います。 機能美…とも違った次元のような話のような気もしますね。 [千代鶴是秀]と[本阿弥光悦]にまでになると、『息をのむ』とか『恐ろしいまでの』という形容がつくほどの美でしょう。 それほどの美を感じるまでの道具は正直持っていませんが、やはり使いやすい、手に馴染む道具というのはもともと美しいですし、使うほどに味がでる、というものも魅力です。 古いものに魅力が感じるのは、その古さ故に帯びる美に惹かれているからではないかと思いました。 なんだか大風呂敷を広げて、収集のつかない日記になってしまいましたが、このへんで。 ご清聴ありがとうございました。 さて、今日は、近所をプラプラ歩いていて見つけた花と、もらった花の写真です。 お隣さんに咲いていた花。 マクロレンズで撮りました。↓ スズラン。小さな女の子にもらいました。↓ スズランをマクロレンズで↓ 春近し…かな?
by scale-158
| 2009-03-15 15:31
| flower&plant
| ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
ファン申請 |
||