今日の尾鷲地方は、くもり。
一昨日は尾鷲の一部道路が通行止めになるほど雨が降っていました。
さて、その一昨日は、仲間内で面白い話をしていました。
『誰もやったことのないことについて』『前例のないことについて』。
『誰もやったことのない』ことなので、それをやろうとしたとき、例えトライ&エラーの内、結果がエラーであっても、それは貴重なデータになりうる、と。
そりゃそうですよね。
『誰もやったことのない』ことなんですから。
成功するに越したことはないですが、例え失敗しても、それは貴重な経験となり、次へのトライへの糧となるはずです。
ところで私は[プロフェッショナル〜仕事の流儀〜]とか[情熱大陸]などのテレビ番組が好きです。あと、[未来創造堂]という番組も好きです。
その分野においてのトップランナーや、パイオニアが登場します。
彼は悩み壁にぶち当たりながらも応えを見つけ、その壁を突破していきます。
そして各々、格言を残したり、モットーが社風になっていたりします。
[未来創造堂]ではモノツクリの職人がその哲学を語ります。
そういう人たちの足跡を見たり、業績を見たり、心情を察するのが好きです。
『その時彼らは何に悩み、どう乗り越えていったのか』を知るのは、例え分野が違っていても通ずるものがあると思うからです。
『前例がない』ということは、その分野においてのテクストやロールモデルが無いということですが、しかし、『前例がないことをやり遂げた人という前例』はあるはずです。
『前例がないこと』をやり遂げた人は、色々な分野で色々いるとは思いますが、『その人たちに共通する前例』というものがあるはずです。
具体的なノウハウではなく、共通する方法論、というか、そういうものがあるはずです。
それと、昨日は『順調にいってる時こそ、もう次の一手を考える』ということも話しました。
仕事が順調にいかなくなって、手詰まりになった時、その時に次の事を考えても『もう遅い』と思うのです。
業績が悪くなり、どうにかしなければならない時、諸々の問題を解決する時、その問題が顕在化してきた時には、もう既に出遅れています。
問題がまだ潜在化している時に、自分で先を読み、柔軟な発想で乗り切ることが、商売人であり、そのまだ潜在化している問題をちはやく嗅ぎ付けることを、いわゆる商売人の商才というのだと思います。
一つの仕事に従事していては見えない事、しがみついていてはできない柔軟な対応、というものがあります。
わずか数年で、身動きのできない業界がさらに身動きできなくなってしまい、排除されてしまうシビアな時世です。
生きていく、というのは本当にそれだけでも大変ですが、自分のしたいことを仕事と結実させていくのはもっと大変です。
その分やりがいもあるんですけどね。
さて、今日ご紹介は[グレープフルーツとピスタチオクリームのタルト]です。
前も一度作ったことあるので、今回で2回目の紹介です。
通常のアーモンドクリームに、細かく刻んだピスタチオを練り込んで焼きます。
その上にグレープフルーツを乗せて出来上がり。
フレッシュなタルトです。