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三重県の南部、尾鷲市にあるカフェ、scale-158での日常をお伝えします
by scale-158
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PROFILE
cafe Scale

開業:2002年2月
形態:カフェ

営業時間 8:00〜19:00
定休日 水・木曜日
住所 三重県尾鷲市宮の上5-11
電話  0597−22−5258

掲載写真の無断使用はお断りします。
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成長してから気づくこと
1月9日。晴れ。

1月の7日の木曜日は定休日でした。
1月1日からの1週間、とても長く感じました。

疲れがたまっていたのか、一日中、泥のように眠っていました。
(もったいないことをしました。熊野古道センターに展示と写真を見に行く予定をしていたのですが…)


いつも朝から連続して働いていると閉店時間には眠くなってきます。
特に晩ご飯を食べると眠くなるので、閉店時間を待たず、一人寝てしまうことがよくあります。

んで1、2時間したらまた起きてきて、お風呂に入って、再び仕事をします。

時間内に仕事を済ませられない要領の悪さはあるのですが。例え、時間内に仕事が終わったとしても、やはり、このサイクルからは抜け出せそうにありません…。

時間があれば、何かしらの下準備や下ごしらえをしてしまいます…。
最近は雑貨屋さんもスタートさせたこともあって、入荷商品や在庫のチェック、売り上げの計算などもあります…。

まま、根が『貧乏性』なので、何かしらしてしまうのは仕方ありません…。



ところで昨日はテレビで[もののけ姫]を放送してましたね。
(見れませんでしたけど)

同じ[スタジオジブリ]の作品に[風の谷のナウシカ]がありますが、[風の谷のナウシカ]の作中(映画のほうね)に


「この谷の者は昨夜、そなた達の船を救わんと必死に働いた。今もまた死者を丁重に葬ったばかりだ。小なりとは言え、その国に対するこれがトルメキアの礼儀か!?」


というセリフがあるのをご存知でしょうか?

この部分だけ抜粋すると、「へ?そんなセリフあったっけ?」ってなると思うんですけどね。
あるんです。(かなりピンポイントで抜粋したのでわかりにくいとは思いますが)

風の谷に突如攻め込んできたトルメキア軍に父を殺されて、ナウシカが怒りに我を忘れ、トルメキアの兵に襲いかかる場面です。

そのナウシカとトルメキアの兵の仲裁に入った、[ユパ]、という男のセリフなんです。


小さい頃から、もう何十回も見ているのに、このセリフを強く意識したのは大学生の時でした。
(小学校、中学校の時はもちろん、その言葉の意味とか、よく理解できてませんでした)

「次にどんなセリフを言うかわかる」くらい、もう何回も見ているのに、じゃあ、ちゃんとその意味を理解しているか、というと実はそうでもなかったりします。

大人になって見てみると、「あれ、この時のセリフってこういう意味だったんだ」とか「こういうシーンがあったんだ」とか、はたまた「なんでこういうシーンがわざわざ挿入されているんだろう」と気づいたり、考えたりします。


私の通っていた大学は[文化人類学科]という学科で、冠婚葬祭を始め、“文化装置”を研究したり、言語学や構造主義を専門とする学問でした。(その事をとおして、“弔う”とか“葬る”ということの意味も知ることとなります)

事象や現象、文化(映画、ファッション、美術品)に対して、人類学的アプローチ、構造学的アプローチ、民俗学的アプローチを試みます。

だから、[風の谷のナウシカ]のこの「死者を弔う」、というセリフを強く意識したのも大学生になってから、というのはすごく自然な流れだったわけですが…。

[スタジオジブリ]の作品で、その作中で「死者を弔う」というシーンは他にもあります。

[天空の城ラピュタ]では、今はもういない、かつてラピュタを治めていたであろう者の墓に、ロボット兵が花を捧げるシーンがあります。

ナウシカはともかく、ラピュタの死者を弔うシーンは、例え割愛されていたとしても、あまり物語に支障はありません(いや、あるかな?やっぱり)。

あえて“そういう”シーンを挟んでいるところに、何かしらのメッセージ性を感じる訳ですが、もちろんそのメッセージは小さい頃には気づかなくて、大人になって気づくものです。

そういうメッセージを民俗学的、人類学的にアプローチしてみると、とても面白いものですし、そういうことに、気づけることがまた嬉しくなったりもするわけです。

民族学的アプローチ、言語学的なアプローチをするなら[千と千尋の神隠し]は、それはもうメタファーの宝庫のようなものです。
(人格の支配は名前を支配すること、とか、神々の姿形とか…)

ジブリのアニメって“そういう”楽しみ方ができるから、何度見ても面白いし、毎回新しい発見があるんだと思います。

先程書いた『隠されたメッセージ性』ともうひとつ、『異常に描写にこだわっているシーンがある』というのも何度見ても飽きない理由だと思います。

他に私はジブリに出てくる食事のシーンの描写が好きです。
(食事のシーンは古くは[カリオストロの城]にもあります。)


大人になると着目するシーンが変わってきちゃうんですよね。
子供のころは冒険活劇的なところにワクワクしちゃいますが、大人になると、食事のシーンとか、一見物語に関係のない描写に目がいっちゃうもんです。


日本のアニメは世界的に有名ですが、私は、子供に見せるなら圧倒的にジブリだなあ、と思います。



さて、今日紹介は[レーズンのクッキー]です。

成長してから気づくこと_c0092610_10564621.jpg

材料は、バターと三温糖、コーンスターチと薄力粉、卵白、レーズンを使います。
(ベーキングパウダーは使いません)

全卵を使わずに卵白を使う、という点がポイントです。

[レーズンのクッキー]は私が作るクッキーの中でも唯一、「型抜き」をします。

そのために(型抜きのために)生地をめん棒で薄く伸ばすわけですが、ただ伸ばすのではなく、何重にも折り込むようにして生地を伸ばします。

そうすると、パイ生地のように層ができて、パリパリの食感になります。
また、「卵白だけを使う」というのも、このパリパリの食感に一役かってくれます。

[kadenz]でも人気のクッキーです。
by scale-158 | 2010-01-09 11:08 | cookies
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