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開業:2002年2月 形態:カフェ 営業時間 8:00〜19:00 定休日 水・木曜日 住所 三重県尾鷲市宮の上5-11 電話 0597−22−5258 掲載写真の無断使用はお断りします。 以前の記事
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[防災ボランティアコーディネーター養成講座]って何?
その前に[ボランティアコーディネーター]の説明をしなければなりませんね…。 ひとことで言うと『ボランティアをまとめるボランティア』ってとこでしょうか…。 [阪神大震災]から15年。 日本では[阪神大震災]を機に、ボランティア活動が顕在化してきました。 ([阪神大震災]の年を『ボランティア元年』と言ったりします) [阪神大震災]以降、震災に対しての意識が高まり、『防災ネットワーク』が広がりました。 日本各地で起こる震災や自然災害に対し、日本各地から復興のためのボランティアスタッフが駆けつけるようになり、お互いを助け合おうという精神が生まれています。 水害や地震によって被害を受けた地域に、各地から多くのボランティアさんが駆けつけます。 (隣りの[紀北町]でもそうでした) そこで重要なのは『いかに多くのボランティアスタッフを招集するか』ではなく、『多く駆けつけたボランティアスタッフをいかに受け入れるか』になります。 ボランティアスタッフは、招集したり募集しなくても『勝手に集まって来る』そうです。 救援物資もたくさん『勝手に届く』そうです。 その集まって来た人、物をまとめるのは一体誰?という話になります。 行政は手一杯…。 地元住民は被災している…。 そうなった時に活躍するのが『ボランティアコーディネーター』です。 駆けつけてきたボランティアさん達。 被災者からのSOSやさまざまなニーズの声。 その両者の橋渡しをし、ボランティアスタッフとボランティアニーズをマッチングさせる役割を担います。 災害が起こった時のことを、逆の順序で考えて行きましょう。 被災した町が復興のきざしを見せる ↑ 駆けつけたボランティアさんが適材適所で活躍する ↑ 被災者から、今、どんなニーズが上がっているのか、 それに対し、誰が何人でどのように応えていくかを検討し、ボランティアスタッフを派遣 ↑ 各地からボランティアさんが集まってくる ↑ ボランティアさんを受け入れる為の拠点(ボランティアセンター)を立ち上げる ↑ 各地からボランティアさんが集まってくることを想定し、受け入れ態勢を整える。 ↑ 情報の整理、被害を把握。 ↑ 町が被災する。 被害が甚大な地域、救援が必要な地元住民、そうでない住民、など色々な報告、情報が飛び交う。 というふうな順番になります(※注 時系列を逆の順序にしてあります) と、簡単に書き出しましたが、ひとつひとつを検証すると ・誰がボランティアセンターを立ち上げるのか ・誰がボランティアセンターのセンター長をつとめるのか ・誰がボランティアセンターで活動するボランティアコーディネーターになるのか ・ボランティアセンターを町のどこに設置するか ということを事前に決定しておく必要があります。 この決定が遅れれば遅れるほど、ボランティアの受け入れ体制の整備が遅れ、しいては復興の遅れにつながります。 だから訓練が必要なのです。 (ここがただの講演とは違う点です) 『ボランティアコーディネーター養成講座』と銘打ってあるのはまさに、『ボランティアコーディネーター』を『養成する講座』だからです。 この講座には20名弱の申込がありましたが、その年齢、仕事、性別などはバラバラ。 もちろん、実際に災害現場で活動したことのある人もいれば、そういう経験が全くない人もいて、千差万別です。 まずは、申し込んで来てくれた受講生に対し、『災害とは何か』『防災とは何か』『減災とは何か』『そしてそ時に誰が何をすればいいのか』という所から受講してもらい、基礎的な知識を一定のレベルまで引き上げておく必要があります。 全4回の講座の内、内容はかなりバラエティに富んでいるのはそのためです。 (ボランティアセンターの立ち上げ訓練だけではダメなのです) 災害とは何か、という基礎的な所から、タウンウォッチングを通しての自分が住む町で想定される被害の調査、意見交換などを通して徐々に知識と連帯感を高めていきます。 『想定外』という便利な言葉がありますが、その想定外の芽を一つでも摘んでおくことが、被害の連鎖を断ち切ることになります。 それが防災であり、減災であります。 あと大事なことが2つ。 『啓発』と『正確な情報の共有とそこから発生する事態を予測する』ということです。 これにはまだ、経験と時間がかかるのではないかと思います。 なにはともあれ、長い道のりの第一歩を踏み出せたような気がします。 まず、実際、どのように被害が連鎖していくかを知る。 外的要因(インプット)とそれによってもたらされる結果(アウトプット)、その過程を知る。 どこでどう対処すれば、連鎖を止められるか、ということを知る。 タウンォッチング。フィールドワークとも言う。 特に水没危険地域を見てまわる。 カビがうっすら付いているのが分かる。 ここまで浸水した経緯がある。 引き続き水没危険地域。 手すりがない。 水が溢れ出すと危険。 タウンウォッチング後、地図に危険箇所や気付いた点を書き込むワークショップ。 ただ聞く、という講演会ではなく、体験し、意見交換をし、学び、次の行動に活かす、という講座。
by scale-158
| 2010-03-02 13:48
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