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三重県の南部、尾鷲市にあるカフェ、scale-158での日常をお伝えします
by scale-158
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PROFILE
cafe Scale

開業:2002年2月
形態:カフェ

営業時間 8:00〜19:00
定休日 水・木曜日
住所 三重県尾鷲市宮の上5-11
電話  0597−22−5258

掲載写真の無断使用はお断りします。
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孤立と支援
震災が発生してもうすぐ2週間です…。

今、遠く離れている人(含自分)は、メディアが発信する情報にて、現地の現状を知ることしかできません。

テレビはいくつかにテーマを区切って被災地の様子を語っていると思います。

最大の被害を受けた宮城県の状況
非難所での生活の様子
救援活動の様子
道路の復旧やインフラ整備、医療体制の整備がどこまで進んでいて、今、何が足りないのか
これからの戦略
原子力発電所での作業の様子
放射能の影響受けた農作物、酪農製品、海への流出、水道水への影響
都心での買い占めの問題や、飲料水への不安
計画停電ついて
政府の対応や発表について

など。


被害を受けた地域が広範囲、また被害の内容が多岐にわたりすぎていて、扱うトピックがあまりに広範囲です。

テレビ、ラジオはその性質上、個人個人がそれぞれに欲しい情報をそれぞれに配信するわけにはいかないので網羅的なものになってしまうのとは思うのですが、それはメディアのせいではありません。

そうなった場合、『こちらから』欲しい情報を取りにいけばいいのです。

16年前の阪神大震災とは違う点、それは飛躍的にインターネットの技術が進んだことです。

すでに現地入りし、現地の凄惨さを伝えると共に、不足している救援内容をブログで公開したりツイートして伝達している人もたくさんいます。

メディアではカバーしきれない点を個人の力でカバーしようという動きがあります。

これから多くのボランティアの力が必要でしょうし、いわずもがな、多くのボランティアが被災地入りすると思いますが、まずは自分で情報を得ることが大事だと思います。


情報を、政治家や公人を批判する道具に使うのではなく、その個人がもつ情報配信能力と、情報収集能力をもって、被災地の支援になるためにいかんなく発揮できればいいと思っています。

命を懸けて被災地に物資を運ぶ人、現地の様子をレポートしている人の努力を水の泡にしないよう、『開かれた道を再び閉ざさぬよう』に知性を働かせたいものです。




さて、昨日は、『孤立と支援』について色々と考えていました。

孤立と支援には3種類あると思います。

まずは『物理的・物質的孤立』。これは交通網の機能がマヒしているために、物理的に隔絶されてしまい、食料や物資、人手が足りない状況を指します。

まずは喫緊の対策が必要で、今、少しずつ交通機能が回復しつつあるそうなので、物理的、物質的支援によって、物理的・物質的孤立から脱出できることを期待しています。


次に『精神的孤立』。これは、情報の行き交いにあると思います。
ラジオを聞いていてよく耳にするのは『被災者に応援のメッセージを届けたい』という思いと、被災者の『励ましのメッセージに勇気をもらっています』という交流。

これは『誰かの呼びかけに対し、誰かが反応する』ということです。
それだけでも精神的にかなり負担が減るのではないでしょうか?

『こちらの声、聞こえてますか?』という被災者の声に対し、ちゃんと『聞こえてます』と投げかけることです。

『もうすぐ助けに行くから待っててね』というツイートでもいいと思いますし、『今、状況はこんなふうに好転しました』というツイートでもいいと思います。

被災者は今、情報そのものがどのように行き交っているのを知り得ない状態にある人が大勢いると思います。

だから不安になせないこと。

『いつまで経っても助けが来ない』と思うよりも『あと数日待てば助けがやってくる』とわかっていたほうが安心すると思います。

ちゃんと情報が届いていることをまた、相手に伝えること。

それをインターネットやラジオを通して双方に伝えること。
そのメッセージが出来るだけリアルタイムに双方の人が、多くの人が共有すること。

それが情報の孤立から救い、精神的な孤立を脱出する方法だと思います。



そして第3に、『社会的孤立』。
これは今すぐに考える段階にはないことだとは思いますが…。

人は社会的な生き物です。

震災で避難所生活を強いられても、譲り合って助け合える生き物です。

一方的に助けられるのではなく、自分もまた助けることによって、生きていけるものだと思います。

それは将来的には、自分が本来所属するコミュニティ、帰属する社会、帰る家族のもとで、本来の仕事をなすことで、本当の復興となりえるのではないかと思います。

父は父として、母は母として。
学生は学生として、社会人は社会人として。

帰属するべき所に帰属して、初めて孤立から脱出できると思います。

このことは将来にわたって考えるべきトピックかもしれませんが、しかし、今の段階でもコミュニティの形成というのは大きな力になると、私は思います。

個人がバラバラで、孤立している状態よりも、少しずつコミュニティが形成され、機能していったほうが、復興のペースは少しでも早まるのではないかと思うのです。

いち早い復興は、例えそれが被災地であっても、避難所であっても小さなコミュニティが出来上がり、それが機能的に機能することだと思います。

小さなコミュニティであっても形成し、少しずつ機能を回復していけばいいと思います。

そのコミュニティとはもちろん助け合うために作り出された機能のことです。

すでに、炊き出しを分担したり、片付けを担当したり、小さな子供の面倒を見たり、ということでも、まだ中高生の若い人達ですでに出来上がっている様子を見ました。

そういう小さなコミュニティが徐々に機能を回復し、やがて大きなコミュニティの機能が回復していくことを望みます。




…などと、私が書いても何の影響力を持たないかとも思いますが、まずは自分の頭の整理のために書き留めておきたかったのです。

いずれ私も時期を見てボランティアに行きたいと思っています。

ただボランティアに行く、というだけではなく、その経験を通して何を感じたか、というのも、後々自分の住む町のためになるものと信じています。

そのために『行く前』と『行った後』で、どう違ったのか。
『行く前の検証』と『行った後の検証』で比較する必要もあります。
改める点や継続する点も、同時に検証していく必要があると思うのです…

ボランティアは物見遊山でもレポートの材料でもなく、ただ、被災者のために行くのだという動機はもちろん忘れずに、、、、ということも同時に自分のために記しておきたいと思います。
by scale-158 | 2011-03-24 01:23
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