毎週一回、尾鷲高校美術部部員による一作品だけの作品展示、[いっぴんミュゼ]。
新しい展示に変わりました。
作品名:ショコラボックス
作者:久保佳菜
展示期間:2012年3月28日〜
作者は、「最近、チョコレートのデザインを考えるのにはまっている」とのことです。
面白いですね。
バレンタインでチョコレートをいただきますが、そのチョコレートの模様やデザインは年々キレイになっていますよね。
製菓の学校に行ってもまず最初の方に、デッサンの練習をすると思います。
(私は製菓の学校に行ったことがないので、詳しくはしりませんが)
プロが作るお菓子の最大の見せ場は「見た目」の華やかさです。
お菓子は作ろうと思えば、誰でもそこそこのレベルまでは作れるものです。
が、細かな細工やキレイなデコレーションは、やはり時間をかけて特殊な訓練をしないと身に付きません。
プロの作る料理やお菓子は、最期の「仕上げ」や「演出」が、普段の料理とは一線を画します。
お皿を出した時に、お客さんの顔がパッと笑顔になる。
料理、とりわけスイーツはそんな力があります。
え〜っと、話がだいぶ私事でエキサイトしてしまいました。
この作者が、チョコレートやスイーツのデザインを考えるのが好きで、そのアイデアをずっと描き貯めておいているのであれば、将来、パティシエやショコラティエになるのも良いのではないか、と思います。
アートは何も絵画や彫刻だけではありません。
「食べて無くなるもの」
それをデザインすること。
それを演出すること。
それも立派なアートです。
頑張れ!高校生!
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