今日の尾鷲地方は雨。
先週の土曜日、スウェーデンからお客様がきました。
もちろんスウェーデンから直接[スケール]を目指してきたわけではなく、旅の途中の宿泊先がたまたま尾鷲で、町中をブラブラしていたら偶然見つけた、とのことでした。
スウェーデンからきた2人組は、しきりに「ここは踊れるのか?」と聞いてきましたがあいにく[スケール]はディスコではないので、「ノーダンス。ノーディスコ。ジャスタカフェ」と言いました。
その時はもう夜遅くでお店も閉めていたのですが、翌日に朝食を食べに来るよと言ってくれました。
翌日、英語が堪能なお友達に同席してもらって、なぜスウェーデンから日本へ来たのかを聞きました。
概要は以下の通りです。
・スウェーデンからの2人組は、テレビの製作スタッフで、日本の神道をテーマにドキュメンタリーを 撮っているとのこと。
・スウェーデンからの2人組は、東京、鎌倉、名古屋、伊勢と巡って、次は熊野を経由して奈良に行く
つもりで、その途中の宿泊先がたまたま尾鷲だったとのこと。
・日本の神道だけを取材しているのではなく、世界の土着の宗教を取材していて、その2人組は日本の 取材班であること。本格的な撮影は来年で、その2人組はリサーチャーであること。
・スウェーデンは若者の宗教離れや信仰心が無くなっていること、伝統的・歴史的な慣習が継承されて いないことがしばしば問題視されていて、そのことに関心をもってもらうために世界の宗教を紹介し
たり、世界での事情を取材しているとのこと。
かなり専門的な言葉が飛び交ったので、英語に堪能な友達に同席してもらってよかったです。
その後、スウェーデンからの2人組は、通訳者の友達ともう1人の案内役の案内で、尾鷲神社を見学に行きました。
(私は仕事の都合上、カフェを離れるわけにはいかなかったので、その後の事は2人にお任せしました)
私は特におもてなしとか、日本の文化を教えてあげたいとかは、全然思ってなくて、むしろなぜスウェーデンから日本へ来たのかを逆に質問攻めにしました。
有能な通訳がいてくれたおかげで遠くスカンジナビア半島の人と交流ができて楽しかったです。
スウェーデンの2人組も喜んでくれたそうで、また日本に来る事があればぜひまた来たい、と言ってくれたそうです。
そうなると今度は「たまたま尾鷲に寄った」のではなく「尾鷲に来たくて来た」になるわけですから、そうなるとまた再会が楽しみになります。
彼らは帰りに、本国で放送された暁にはその放送をデータとして送ってくれるそうです。
(果たしてその内容は英語なのかスウェディッシュなのか…)
世界でどんな宗教がどんなふうに取材され、比較されているのか、また、日本の神道がどのように取材されどのように紹介されたか、とても興味がありますね。
その日を楽しみにしています。
カフェをやっていて経験出来る、楽しい出来事でした。
朝食を食べながら質問攻めにされるスウェーデン人の図↓
1人は建築士でもあるらしく、[スケール]の内装や構造に興味をもってくれました。
ミシン台で作ったテーブルも気に入ってくれました。
.