人気ブログランキング | 話題のタグを見る

三重県の南部、尾鷲市にあるカフェ、scale-158での日常をお伝えします
by scale-158
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31
カテゴリ
全体
cafe
sweets
cold sweets
cookies
pasta
drink
flower&plant
food
bread
zakka
events
art & design
photo
other works
owase
ippin muse
ukulele club『Pu-ca』
未分類
PROFILE
cafe Scale

開業:2002年2月
形態:カフェ

営業時間 8:00〜19:00
定休日 水・木曜日
住所 三重県尾鷲市宮の上5-11
電話  0597−22−5258

掲載写真の無断使用はお断りします。
以前の記事
2021年 11月
2021年 04月
2021年 03月
2021年 02月
2021年 01月
2020年 12月
2020年 11月
2020年 10月
2020年 09月
2020年 08月
2020年 07月
2020年 06月
2020年 05月
2020年 04月
2020年 03月
2020年 02月
2020年 01月
2019年 12月
2019年 11月
2019年 10月
2019年 09月
2019年 08月
2019年 07月
2019年 06月
2019年 05月
2019年 04月
2019年 03月
2019年 02月
2019年 01月
2018年 12月
2018年 11月
2018年 10月
2018年 09月
2018年 08月
2018年 07月
2018年 06月
2018年 05月
2018年 04月
2018年 03月
2018年 02月
2018年 01月
2017年 12月
2017年 11月
2017年 10月
2017年 09月
2017年 08月
2017年 07月
2017年 06月
2017年 05月
2017年 04月
2017年 03月
2017年 02月
2017年 01月
2016年 12月
2016年 11月
2016年 10月
2016年 09月
2016年 08月
2016年 07月
2016年 06月
2016年 05月
2016年 04月
2016年 03月
2016年 02月
2016年 01月
2015年 12月
2015年 11月
2015年 10月
2015年 09月
2015年 08月
2015年 07月
2015年 06月
2015年 05月
2015年 04月
2015年 03月
2015年 02月
2015年 01月
2014年 12月
2014年 11月
2014年 10月
2014年 09月
2014年 08月
2014年 07月
2014年 06月
2014年 05月
2014年 04月
2014年 03月
2014年 02月
2014年 01月
2013年 12月
2013年 11月
2013年 10月
2013年 09月
2013年 08月
2013年 07月
2013年 06月
2013年 05月
2013年 04月
2013年 03月
2013年 02月
2013年 01月
2012年 12月
2012年 11月
2012年 10月
2012年 09月
2012年 08月
2012年 07月
2012年 06月
2012年 05月
2012年 04月
2012年 03月
2012年 02月
2012年 01月
2011年 12月
2011年 11月
2011年 10月
2011年 09月
2011年 08月
2011年 07月
2011年 06月
2011年 05月
2011年 04月
2011年 03月
2011年 02月
2011年 01月
2010年 12月
2010年 11月
2010年 10月
2010年 09月
2010年 08月
2010年 07月
2010年 06月
2010年 05月
2010年 04月
2010年 03月
2010年 02月
2010年 01月
2009年 12月
2009年 11月
2009年 10月
2009年 09月
2009年 08月
2009年 07月
2009年 06月
2009年 05月
2009年 04月
2009年 03月
2009年 02月
2009年 01月
2008年 12月
2008年 11月
2008年 10月
2008年 09月
2008年 08月
2008年 07月
2008年 06月
2008年 05月
2008年 04月
2008年 03月
2008年 02月
2008年 01月
2007年 12月
2007年 11月
2007年 10月
2007年 09月
2007年 08月
2007年 07月
2007年 06月
2007年 05月
2007年 04月
2007年 03月
2007年 02月
2007年 01月
2006年 12月
2006年 11月
2006年 10月
2006年 09月
2006年 08月
お気に入りブログ
青空藝術計画
うちの食卓 Non so...
ビバ!ゆるゆる生活
函箱ブログ
隠れ屋アロマサロンHAS...
ことりんご
へうげもの offici...
ロマン座シネマ倶楽部
色ではなく寸法です
Transparent
日菓のあれこれ
ようこそ尾鷲市国際交流協会へ
珈琲日和
シャッター切るのが楽しくて!!
coupe-feti
- PHOTO-SW!T...
Bokuのtempo l...
東紀州コミュニティデザイ...
海山の材木屋さん
ずいぶん いいもの みつけたね
デザインのひきだし・制作日記
小石原さんの金継ぎ 繕い...
“しりトリオ”のしりとり...
尾鷲子育て情報局
Boku の monol...
映画『ひかりのおと』ブログ
その他のジャンル
ブログパーツ
外部リンク
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
終わる夏休み
今日の尾鷲地方は…降ったり止んだり。
昨日で8月も最後。今年の8月はなんだか台風や雨に祟られた印象のある夏になってしまいましたね。

昨日で夏休みも終わり、小中学生は今日から学校ですね。

昨日(日曜日)、スーパーで買い物をしていると、袴姿の弓道部の高校生の姿を見かけました。
休日も練習でしょうか。

私も高校時代は弓道部に属していたので、袴姿の高校生を見ると

「頑張れ〜、後輩!」

と思ってしまいます。

弓道部は私の青春でした。
そういえばそろそろ涼しくなってきたので、私もかなりサボっているランニングを再開したいと思います。


さて、夏が終わってしまうまでに紹介しておかなければならない写真を。

写真はうちの父が鉄で作ったカブトムシやクワガタムシです。

終わる夏休み_c0092610_09081092.jpg
終わる夏休み_c0092610_09082129.jpg
終わる夏休み_c0092610_09082986.jpg
終わる夏休み_c0092610_09083814.jpg
孫のリクエストでひとつ作ってみたところ、「案外上手くいった」とのことで、その後図鑑を見て何種類か作っています。

孫は大喜びで、毎日これを触って遊んでいます。
鉄製なので、少々手荒に扱っても壊れることはありません。

これは個人的な感想ですが、父はこれまでも蝶やトンボなども製作していましたが、カブトムシやクワガタムシなどの、いわゆる「甲虫」と鉄の鈍い輝きは相性が良いように思います。

これまでになく、リアリティと渋さを持ったシリーズになっています。



さて(話は変わって)、一昨日は偶然に、中日新聞と南海日日(地元新聞)の2紙に、[木質バイオマス発電]に関する記事が掲載されていました。
中日新聞では、その需要が年々高まってきていることを紹介し、林業界にとって明るいニュースになるのでは、という内容で、南海日日の記事では、紀北町の海山区で行われた海山地区協議会の場にて、委員から町長に木質バイオマス発電に関する質疑があったことを取り上げています。

ちょうど(遅ればせながら)『里山資本主義』(@藻谷浩介)という本を読んでいたところなので、少しばかりの興味と期待を持って新聞を読んでみましたが、林業家や製材業者にとっては、不要木材の利用については追い風になっているものの、コスト面についてちゃんと採算がとれるかどうかを精査していかないとだめだ、という印象の内容でした。

海山区での協議会では、コストの問題について主に『売電によって得られるお金』と『間伐材やその運搬のコスト』をはかりをかけた場合によっての算出でした。
売電によって得られるお金は、結局は採算が合わないのではないか、ということです。

著書『里山資本主義』を批判する人の主張の中にも見られることですが、ヨーロッパでの木質バイオマス発電所は採算が合わず、経営がうまくいかず閉鎖されているところもあようです。

『里山資本主義』の中に出てくる、木質バイオマス発電の、日本での製材所の成功例は、西日本でもかなりの大手の製材所(っ従業員も200名という大所帯)で、自前で発電所を建設し、自社で出る木屑や廃材をそのまま直接炉に送り込み、自社の電気代を100%賄うというものでした。
(夜間の余分な電気は売電しているそうです)

著書によると、年間の自社の電気代と破棄物処理の為の支出がゼロ円になり、売電したお金を入れて換算すると、年間数億円のコストカットになる、というものでした。

ポイントは、『支出が減る』にという点でしょうか。
つまり、『売電すること』『それで黒字を出す』を主な目的にした場合は採算が合わない、ということで、長い目で見た場合の『コストカット』においては『条件付き』で有効である、ということです。

その『条件』とは、年間に木屑が膨大に出て、木質バイオマス発電設備を自社に併設出来、自社の廃棄木材を直接(運搬せずに)木質バイオマス発電に送り込むことが出来る場合、ということです。

つまり(『つまり』ばっかりですみません)、『コストカットのためのコストがかからない』ということが重要なのではないでしょうか。

著書に出てくる岡山県真庭市の製材業者の例は、従業員200名を超える大手の製材業者が、自社で出る木屑や廃棄物を利用することで成立しています(つまりその場で出た不要な物をその場で利用する、ということ)。

東紀州地区で同じことをしようとした場合、個々の製材業者や大工さん、林業家の山でそれぞれに出る間伐材や木屑を全て集めても、真庭市の製材業者の量には及ばないと思いますが、いかに効率的に、コストをかけずに集めるかが『コストをかけずにコストカット』するポイントだと思うのですが(と言っても素人考えなのですが)。

でもこのことは、今後の林業家や製材業の後継者問題や、『山に手を入れる』ことを考えるに、重要なことだと思います。


思い返せば、私が高校生の頃、尾鷲市民文化会館にて“ある人”の講演会を聞いたことがありました。
その人は林業家の方で、自社が所有する山や森の写真をスライドで見せていました。

余分な木を『間伐』することによって地上にまで光が差し込み、高い所には高い木が、低い所には低い植生が育つ、ということを語っていました。

広島県で起こっている土砂災害のニュースを機に多く取り上げられるようになりましたが、近年、山林の手入れが行き届かなくなり、余分に木々が密集してしまうことで地上に光が届かなくなり、地面に根を張る植物が育たなくなり、地面の密度や保水力が弱まったことによって、多くの雨が降ると土砂滑りが起こる、と言われています。

そういう、『間伐は大事だよ』『地上に光を入れる事は大事だよ』『山は人が入って手入れしないとダメだよ』ずっと前から当たり前のようにその林業家は言っていました。

その林業家は……その時は知らなかったのですが……速水林業の代表の速水享氏でした。



不要木材利用で売電という仕組みで電力を使わない社会のシステム作りは、素晴らしいことですが、社会全体、各家庭全世帯の電力の自給は目標が大き過ぎるのではないでしょうか。なんとなく『バイオエタノール』の精製のために多くの植物(トウモロコシ、サトウキビ)がそれに使われ、結果的に穀物の値段の高騰や森林破壊が進んでしまったという本末転倒な例を思い出してしまいます。

それよりも、本来なら捨てることにもお金がかかることを利用して『コストをかけずにコストカット』が出来る仕組みを作って、東紀州の林業家や製材業者さんが潤う仕組みを作って、林業、製材業の後継者が育つようになればいいな、と思います。

『里山資本主義』に、『若者の5人に1人は第一次産業に興味がある』と書いていました。
私はそれは本当かなあ?と思い(本当だったとしても農業か酪農をやってみたい、と希望しているだけで、林業と漁業は希望していないのではないかと思い、)、そのことを尾鷲物産の社長に聞いてみたところ、確かに30代、40代、50代〜で第一次産業の就業者数は減っているのですが、20代では全ての分野(農業、林業、漁業、酪農)において微増しているそうで、あながち嘘とも言えないそうです。

『Wood Job』などの映画の効果もあって、林業への若者の関心も高まりつつあるそうです。


余計なコストをかけずにコストカットを実現し、林業、製材業が継続していくような仕組みづくりが実現できればいいですね。

友人にも製材業を営んでいる人がいるので、木質バイオマス燃料により、なんとか諸経費だけでもコストカットできるよう、切に願っています。











.

by scale-158 | 2014-09-01 14:00 | art & design
<< カフェでウクレレを弾いてみませんか? 朝のたのしみ。 >>